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狭隅角

狭隅角は、眼の構造上の特徴により発症する病態であり、特に遠視の女性に比較的多く見られます。狭隅角について理解するためには、眼の構造とその機能の仕組みを知ることが重要です。眼内には房水と呼ばれる液体が存在し、これが適切に流れることで眼圧が調節されます。房水は、眼の中を潤滑に保ち、栄養を供給する役割を果たしています。しかし、この房水の流れが障害を受けると、眼圧の異常上昇につながり、最終的には緑内障などの重篤な病状を引き起こす可能性があります。

概要

狭隅角は、眼の隅角という部分が狭くなっている状態を指します。隅角が狭くなると房水の流れが悪くなり、眼圧が上昇して緑内障を発症するリスクが高くなります。急激に眼圧が上がる急性緑内障発作も起こりえます。適切な治療で緑内障の発症を防ぐ必要があります。

症状

  • 特に自覚症状はない
  • 暗い場所での眼の痛みや視力低下(眼圧上昇のサイン)

狭隅角では、房水の流れが妨げられ、眼圧が上昇します。初期段階では自覚症状がほとんどないことが多いですが、病状が進行すると、視力の低下、眼の重圧感、頭痛、眼痛、吐気などの症状が現れることがあります。特に、急激な眼圧の上昇は「急性緑内障発作」と呼ばれ、これは医療的な緊急事態を意味し、速やかな治療が求められます。

原因

  • 加齢に伴う房水流出路の変化
  • 遺伝的要因

狭隅角の原因は、眼の隅角部分、特にシュレム管という房水の排出口が狭くなることにあります。遠視の人や年配の女性に多いのは、この隅角の構造的な特徴や加齢による眼の変化が関係しています。また、遺伝的要因や特定の環境因子も狭隅角の発症リスクを高めることが知られています。

検査

  • 眼圧検査
  • 隅角検査(狭隅角かどうかを調べる)
  • 眼底検査

治療

  • レーザーによる隅角形成術
    • 房水の流れを良くして眼圧上昇を防ぐ
  • 緑内障薬による眼圧コントロール
  • 定期検査による経過観察

狭隅角が診断された場合、その進行を監視し、必要に応じて治療を行います。急性緑内障発作のリスクが高いと判断された場合には、レーザー手術によって房水の流れを改善することが一般的な治療法となります。この手術は、外来で受けることが可能であり、術後に生活に大きな制限が加わることはありません。狭隅角は放置すると重症の緑内障につながる可能性があります。眼の異変を感じた場合は早めの受診が重要です。

 

医療法人 慶眼会 横浜けいあい眼科 和田町院

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