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【眼科コラム】マイボーム腺機能不全について (2021年11月1日)

マイボーム腺機能不全(MGD: Meibomian Gland Dysfunction)について

 

<マイボーム腺機能不全(MGD)とは>

涙(水分)の表面には、薄い油の層がのっていて、この油はマイボーム腺と呼ばれる分泌腺から分泌されています。マイボーム腺の働きが何らかの原因で低下してしまう状態のことをマイボーム腺機能不全(MGD)と呼びます。
MGDになると涙の表面にある油が減ることで、涙(水分)が蒸発しやすくなるため、ドライアイ症状(ゴロゴロする、眼が乾く、目が疲れる、目がいたいなど)を引き起こします。実は、ドライアイ患者の80%以上はMGDが原因でドライアイ症状を来していると言われています。

<MGDに対する治療について>

薬物治療として、ドライアイ点眼、眼軟膏、抗菌薬の点眼や内服薬(マイボーム腺の炎症を引き起こす原因となる細菌を減らすことが目的です)などが行われます。
マイボーム腺の詰まりを機械的に押し出す治療や、レーザーを照射する治療も行われます。

<MGDに対するセルフケアについて>

– 温罨法(おんあんぽう)
眼の周辺を温めることで、マイボーム腺の油を溶かしたり、まぶたの血流を改善させることができます
蒸しタオルや市販されているアイマスクを使って行います。
– 眼瞼清拭(リッドハイジーン、Lid Hygiene)
刺激の少ない石鹸等を使い、マイボーム腺(まつ毛の根本)付近をマッサージするように洗うことで、固まった油や角化物を取り除き、マイボーム腺周囲の細菌を減らすことができます。

MGDは一朝一夕に良くなることはなく、病院での治療や地道なセルフケアを組み合わせることで徐々に良くなっていくものです。ドライアイ症状が気になる・なかなか改善しない方は、実はMGDが原因かも知れません。気になることがありましたら、眼科受診をお勧めします。

出典:LIME研究会ホームページ

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