夏の冷房が引き起こすドライアイに注意!目を守る5つのポイント
毎年とても暑い夏、冷房なしでは過ごせない日が続きますね。快適な空間を作ってくれるエアコンですが、この時期に増えるのが「ドライアイ(眼の乾き)」です。今回は、冷房とドライアイの関係や、日常生活でできる対策についてご紹介します。
ドライアイとは?
ドライアイとは、涙の分泌量が減ったり、涙の質が悪くなることで、眼の表面が乾いてしまう状態です。 オフィスワーカーにおいては3人に2人がドライアイという報告もあり年々増加傾向にあります。
具体的には、次のような症状が見られることがあります:
・眼が乾く、ゴロゴロする
・しょぼしょぼする、かすむ
・光がまぶしく感じる
・眼精疲労(眼の疲れ、眼が重い)
・充血や痛み
放っておくと角膜や結膜に傷がつき、視力低下などにもつながる可能性があります。
なぜエアコンがドライアイの原因になるの?
エアコンの風は、室内の湿度を下げ、空気を乾燥させます。 さらに、風が直接眼に当たることで、眼の表面の涙が蒸発しやすくなってしまいます。 また、冷房の効いた室内では長時間のパソコン作業やスマートフォンの使用も増えがちで、まばたきの回数が減ることもドライアイを悪化させる要因になります。
あなたの眼は大丈夫?ドライアイ セルフチェック ✅
- 眼が乾いたり、しょぼしょぼすることが多い
- エアコンの効いた部屋にいると眼がつらい
- 長時間スマートフォンやパソコンを見ている
- 最近、眼が疲れやすく感じる
- 眼がゴロゴロして違和感がある
- 涙が出ているのに眼が乾いた感じがする
2つ以上当てはまる方は、ドライアイの予備軍かもしれません。早めの対策を心がけましょう。
今日からできる!ドライアイ対策5つのポイント
風が直接眼に当たらないようにする
-エアコンの風向きを調整したり、席の位置を変える工夫を。
室内の湿度を保つ(50~60%が目安)
-加湿器を使用したり、濡れタオルを部屋に干すのも◎
意識的にまばたきを増やす
-パソコンやスマートフォン使用時には特に意識してまばたきを。
1時間に10分は眼を休める
-遠くを見る、眼を閉じる、ホットアイマスクで温めるのも効果的。
人工涙液の使用
-薬局でも購入できますが、使用頻度や種類は医師と相談しましょう。
気になる症状が続くときは、早めの受診を
「なんとなく眼が乾く」「疲れやすい」と感じたら、それは眼からのサインかもしれません。 眼の健康を守るために、ぜひ今日からできる対策をはじめてみましょう。 当院には、ドライアイのスペシャリストの眼科専門医がおります!お気軽にご相談ください。