協同組合神奈川土建経営計算センター様における眼科健診のご報告
当院ではこのたび、協同組合神奈川土建経営計算センター様にて、職員の皆様を対象とした出張眼科健診を実施いたしました。
日常的にパソコン作業などのデスクワークが多く、視機能に対する負担がかかりやすい環境であることから、目の健康維持の一助としてご依頼をいただきました。

実施概要
- 実施場所:協同組合神奈川土建経営計算センター様
- 健診対象者数:10名
- 対象年齢層:主に50代
- 所要時間:1名あたり約8分

実施した検査項目

視力検査(遠・近)
:日常視力および老視の評価

ランドルト環
:日常視力および老視の評価

屈折検査
:スポットビジョンスクリーナーを用いた近視・遠視・乱視などの評価

眼圧測定
:眼圧により緑内障のリスク評価に関する指標の測定

眼位検査
:両眼の視線のズレ(斜視や複視傾向)の確認

前眼部検査
:Smart Eye Cameraを用いた、角膜や水晶体など、外眼部の状態観察(医療機器による診察)
※ すべての検査は医師の指導のもと、視能訓練士が対応しております。
検査結果に基づくフィードバック(一般的傾向)
検査を通じて、以下のような傾向が確認され、必要に応じて受診者の皆様へ個別にアドバイスを行いました。
- 左右の視力差や眼の寄りやすさ(輻湊傾向)が見られる方が複数名
- 現在使用中のメガネやコンタクトの度数が視力に合っていない可能性のある方も
- デスクワーク時間の長さにより、眼精疲労や肩こりの一因となっている可能性を確認
- 必要に応じて、「遠くを見る」「温湿布で目元を温める」など、眼のセルフケアについてもご案内
- 検査所見の中には、瞳孔の反応などから全身疾患(例:糖尿病)との関連が疑われるケースもあり、
眼科専門医による継続的な検査をご提案しました
経過確認について(継続健診との比較)
健診対象者の中には、前年度の検査を受けられた方も含まれており、以下のような経過も確認されました。
- 昨年「眼圧が高い」と指摘を受けた方が、眼科を受診し経過観察を実施
- 昨年コンタクト・メガネの調整を行った方が今年の健診で再検査を行った
総括
協同組合神奈川土建経営計算センター様における出張健診では、日常業務の中で気づきにくい目の状態を確認する機会となりました。
継続的な視機能のチェックや、生活習慣に応じたケアの重要性を再認識する場となりました。
今後も、働く皆様の目の健康を支えるため、職域健診・出張健診のご相談を随時承っております。