白内障手術について
白内障手術の流れ・注意点・当院の特徴を説明
横浜けいあい眼科では大学病院所属の眼科専門医による「日帰り白内障手術」を行なっております。
手術の詳しい解説や、実際の流れ、費用などを説明いたします。
当院では、眼科専門医による白内障手術(超音波乳化吸引十眼内レンズ挿入術)です。土日祝日にも手術が可能です。
「白内障」について
「白内障」という病気そのものについては、こちらで解説しておりますので、よろしければご参照ください。
白内障手術をご希望/白内障かどうかチェックされたい方へ
まずは白内障手術の適応があるかどうか、こちらよりご予約ください。眼科専門医による診察の後に、手術適応かどうかを判断し、適切な治療方針を患者様・ご家族とご相談させて決定いたします。
白内障の重症度や、合併症の状態、全身状態など、様々な理由が原因で入院での手術をお勧めさせていただく患者様もいらっしゃいます。その場合、速やかに最適な医療機関をご紹介させていただきます。
白内障の手術方法
白内障手術は、白く濁ってしまった水晶体を取り除き、新しい人工レンズ(眼内レンズ)を挿入します。
眼内レンズには、焦点の数によって異なるタイプがあり、単焦点レンズと多焦点レンズが選択肢です。
これらのレンズはそれぞれ、術後の見え方のクオリティや手術費用に違いがあります。白内障手術を考えている患者様は、眼科専門医と相談し、自分にとって最適なレンズを選ぶことが重要です。
単焦点レンズ
単焦点レンズによる白内障手術は、近くか遠く、どちらか一方に焦点を合わせる手術です。近くの作業(スマートフォンの使用、読書、デスクワークなど)が楽になるか、または遠くの物(看板、信号など)がはっきり見えるようになります。しかし、単焦点レンズでは近めと遠め、両方の焦点に対応することはできないため、術後の眼鏡が必須になります。
費用:健康保険適用(自己負担分のみ)
自己負担1割の方:約2万円 (片眼)
自己負担2割の方:約4万円 (片眼)
自己負担3割の方:約6万円 (片眼)
多焦点レンズ
多焦点レンズによる白内障手術は、近い距離と遠い距離両方に対応する手術です。術後は眼鏡やコンタクトレンズの使用が不要となり、日常生活で広い範囲に自然とピントが合います。特に、白内障と老眼の両方に悩む方にとって、多焦点レンズによる白内障手術は理想的な選択肢です。
料金については、選定療養であれば、手術費用は健康保険適用、レンズ代のみ自己負担。自由診療であれば術前検査から術後フォローまで自費となります。詳しくはお問い合わせください。
*生命保険に加入しておられる方は、手術給付金が支払われる場合があります。詳しくは、ご契約の生命保険会社にお問い合わせください。
*標準的な費用です。手術の状況により違いが出てくる場合がございますので、ご理解お願い申し上げます。
横浜けいあい眼科での白内障手術診療スケジュール例
受診1日目:
眼科専門医による診察、眼底検査、手術の可否、手術日程などを相談いたします。
医師によって専門性が分かれているので、術者を選択することも可能です。
術後の見え方に大きく影響するレンズの種類を、患者様と眼科専門医で決定します。
※診察日には眼底検査を行うため、公共の交通機関、ご家族の運転でご来院ください。
受診2日目 (術前検査・手術説明・血液検査):
術前検査を行います。前眼部OCTによる前眼部スクリーニング、角膜内皮細胞検査、眼軸長測定などを行い、眼の中に入れる眼内レンズの度数決定などを行います。
他に、手術室に入るための血液検査や看護師による点眼指導、周術期のケア、生活での注意点、受診日程のご相談などを行います。
術後の経過を見るために、通院スケジュールを組んで、定期的に診察を受けていただきます。
なお、検査精度を向上させる目的や、手術に関しまして患者様ご本人やご家族によりご理解いただくために、2日に分けて術前検査や手術説明を行う場合もあります。
受診3日目 (手術当日):
手術の順番によってご来院時間が変わります、ご来院時間は事前にお伝えします。1日に複数件手術を行いますので、ご理解宜しくお願い申し上げます。
手術当日、ご来院時はまず眼科専門医による診察を行い、手術が可能か判断いたします。
術前診察が終わると、リカバリールーム移動していただき、術前の点眼やバイタルサインの測定を行なって、万全の状態で手術に臨んでいただきます。また、清潔第一ですので、手術室に入る前に、清潔なガウンを羽織っていただきます。
手術室に入り、いよいよ手術開始です。
消毒やドレーピングなど、確立された方法に従って手術の準備を進めます。
手術は繊細な作業が必須となるため、顕微鏡を覗きながら行います。
医師の指示に従っていただき、リラックスして手術を受けていただくことが重要です。
白内障手術は、超音波水晶体乳化吸引術によって行われます。白内障によって濁った水晶体取り除き、人工レンズを挿入する手術です。
手術はまず、点眼麻酔を施し、水晶体の前面に小さな穴を開けることから始まります。
その後、白内障手術機器を用いて、濁った水晶体を砕きながら吸引します。
水晶体を完全に取り除いた後は、新しい人工レンズを挿入します。
全工程は15分程度で終了します。
手術が終了すると、眼帯を装着します。
手術を受けられた患者様は全員、全身状態が安定してからご帰宅となります。落ち着くまでリカバリールームのベッドでお休みいただくことが可能です。
受診4日目 (術翌日):
手術翌日にご来院いただき、早期合併症がないか診察を行います。手術翌日に眼帯が外れ、術後の点眼薬が開始となります。
術後の良い視力を維持するために、定期的に検査を受けていただきます。
術後1週間以内は、感染症を起こす危険性が高いため、経過観察が重要です。特にこの期間は眼をこすったりと触ったりしないようにご注意ください。
洗顔洗髪、1週間は控えていただきます。眼を避けてタオルで優しく拭くことは可能です(首から下は通常通りに入浴いただいて問題ありません)。
術後の医師の説明を守って、慎重に生活してください。
術後のお仕事や、その後の受診スケジュールなど、他にご質問などございましたらお問い合わせください。
医療法人 慶眼会 横浜けいあい眼科 和田町院
診療時間
午後 10:00〜13:00,午後 14:30〜18:00
アクセス
Google Mapで確認する〒240-0065
神奈川県横浜市保土ケ谷区和田1-11-17 2F
相鉄線和田町駅から徒歩3分