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【眼科コラム】斜視について (2021年5月1日)

斜視とは

通常、視線は両眼で同じ方向を向いています。「斜視」とは、左右の視線がそれぞれ異なった方向を向いてしまう状態です。適切な診断、治療が行われなかった場合、視力不良の原因となる可能性があったり、稀に脳の疾患など命に関わる病気を見逃してしまうことがあります。

斜視の症状

左右の視線のずれによる整容的な(見た目の)問題に加え、下記の症状をきたします。

●複視:両眼の視線のずれにより、ものが二重に見える症状をきたします。

●両眼視機能障害:物の立体感、精密な奥行きを感じる両眼視機能が障害されることがあります(ボールを使ったスポーツで距離感が取りづらくなったりします)。

●弱視:視線が外れている方の眼の視力が十分に育ないことで弱視を生じることがあります。

斜視の種類

「外斜視」

左右どちらかの眼が外側に視線が外れてしまっている状態です。

1) 恒常性外斜視:常に外斜視の状態です。左右の片眼のみ使ってものを見ている状態となり、立体視機能が損なわれます。複視の原因となり手術による治療を要することが多いです。

2) 間欠性外斜視:疲れた時や集中が切れた時など一時的に生じる外斜視です。左右で光の屈折を変えるプリズム眼鏡を使った治療が有効ですが、程度によっては手術を要することもあります。

「内斜視」

1) 乳児(先天性)内斜視 生後半年以内に発症する内斜視です。両眼視機能の獲得や弱視の予防を目的として手術による治療を要することが多いです。視線が内向きになっていることに気がついた際は眼科での精査が必要です(撮影した写真で視線がずれていることで気づくことがあります)。

2) 調節性内斜視 遠視の小児(1-3歳)で発症することが多い斜視です。遠視では、ものを見るときに強い調整力が働き、「寄り目」状態になって内斜視を生じることがあります。遠視を矯正する眼鏡を使うことで改善します。

3) 急性内斜視 成人の内斜視 大人の方では複視をきたすことが多く、脳や血管の異常で生じることもあるためMRI等による精査が必要です。また近年、スマートホンを近距離で凝視する時間が長くなってきていることから、スマホ使用による急性内斜視が増加しています。

 

「上下斜視」

左右どちらかの眼が上下にずれて視線が外れてしまう状態です。小児では両眼視機能が損なわれ、学童期〜成人では複視の原因となります。

「麻痺性斜視」

突然生じる複視が特徴です。眼を動かす機能を司る脳神経(動眼神経、滑車神経、外転神経)や筋肉(外眼筋)の障害で起こります。

脳腫瘍や脳動脈瘤といった命に関わる疾患が原因となることがあるため、急な複視を感じたらすぐに医療機関を受診してください

 

まとめ

斜視では整容面の問題だけでなく複視、弱視の原因となります。適切な診断、治療が将来の視力の維持に大切であり、また命に関わる脳の疾患が原因のこともあるため視線のずれ、複視を自覚した際は眼科受診をお願い致します。

出典:眼科学 第三版、日本弱視複視学会HP

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