気になる症状
ら行の病気
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緑内障【概念】視神経や網膜神経の障害に伴う視野異常を特徴とし、眼圧を十分に下降させることで進行抑制が期待できる疾患です。40歳以上の5.8%が罹患(多治見スタディ)し、我が国の失明原因の第1位、中途失明原因の第2位である、非常に重要な疾患です。 【分類とその病態・検査・治療】形態学的分類;隅角(房水の流れで出口にあたる部分)が開いている開放隅角緑内障と、隅角が閉じている閉塞隅角緑内障とに分類されます。基礎疾患による分類;原因疾患…続きを読む
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流涙症流涙症概要流涙症は、涙の分泌量が正常よりも多くなったり、涙の流出経路に異常があることで、涙があふれてしまう症状のことを指します。涙は通常、涙腺から分泌されて眼球を潤し、涙点→涙小管→涙嚢を経て、鼻腔へと流れていきます。この経路に異常があると涙が目に溜まり、あふれ出す原因となります。症状流涙症の主な症状は以下の通りです。これらの症状は、外出時や特に風が強い日に顕著になることがあり、日常生活において様々な不便をもたらします。涙が頻繁に流れてし…続きを読む
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涙小管炎概要涙小管炎は、涙を目の表面に供給する涙小管が炎症を起こす疾患です。この炎症は、主に細菌による感染が原因で起こります。涙小管炎は、一般的には目やにの持続や、結膜炎としての治療に抗菌薬点眼が効かない場合に考えられる病態であり、多くの場合、誤診されやすい疾患です。実際、内科学のバイブルであるハリソン内科学では「mostmisdiagnoseddisease」として記載されており、その診断と治療は専門的な知識を要します。症状目のかゆみ、異物感…続きを読む
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流行性角結膜炎概要流行性角結膜炎は、一般に「はやり目」として知られ、アデノウイルスによって引き起こされる感染症です。この病気は、角結膜(目の白い部分と透明な前部を覆う薄い膜)に影響を与え、典型的には非常に感染力が高いため、人から人へと容易に広がります。以下に、流行性角結膜炎の概要、症状、原因、治療、および対策について詳しく説明します。結膜の充血、まぶたの腫れ、目やにの増加などの症状が起こります。感染力が強く高率に伝染するため、感染予防が重要な疾患です。集団発生…続きを読む
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老眼老眼は加齢に伴って起こる自然な現象です。40歳前後から始まることが多く、これは眼の水晶体の硬化と弾性の低下によるものです。これにより、近くの物にピントを合わせる調節機能が低下します。老眼の症状は、個人によって異なりますが、近くの物がぼやけて見えることが一般的です。また、既存の視力状態(近視や遠視)によっても症状の感じ方に違いがあります。老眼への一般的な対策には、近用眼鏡、遠近両用メガネ、または遠近両用コンタクトレンズがあります。対策は個人の視力…続きを読む